埼玉県川口市の眼科 | 川口たまき眼科 | 白内障手術・網膜硝子体手術

川口たまき眼科
樹モールプラザ 3F
048-229-1456
お子様の近視抑制治療について

低濃度アトロピン点眼薬

当院で取り扱っている「リジュセアミニ点眼液 0.025%」は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に開発された医薬品です。

日本で初めて「小児近視進行抑制」を効能・効果として承認された点眼薬で、3年間の治験では日本人の5〜15歳の小児約300人を対象に実施され、36カ月の投与による効果が確認されました。

リジュセアミニ点眼液 0.025%

なぜ近視の進行を抑制することが大切なのか

子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれ生じるケースが多くあります。

近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることはありません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

また、近視は高度な近視の場合、回復不可能な視力喪失、黄斑変性症、網膜剥離、または緑内障に発展する可能性もあるといわれています。

低濃度アトロピンが
選ばれる理由

「低濃度アトロピン点眼薬(アトロピン配合)」は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が得られるとされる治療法です。

  • 瞳孔がひらき続けることによる、まぶしさと強い光による不快感や目の痛み
  • 目の遠近調節機能(手元を見る作業)が低下し、近くの物がぼやけて見え、読み書き等近くを見る必要がある作業が困難になる
  • アレルギー性結膜炎及び皮膚炎

しかしながら、「低濃度アトロピン点眼薬」は、超低濃度(0.025%)のアトロピンを点眼することにより、近視の進行スピードを効果的に抑えると同時にアトロピン1%点眼薬のような不快な副作用を回避できるよう開発されました。

低濃度アトロピン点眼薬の安全性

国内治験の結果から以下の報告がされております。

リジュセアミニ点眼液を24か月間継続した結果です。

  • 主な副作用として 羞明・まぶしさを訴えることがあります(約10%)
  • 羞明・まぶしさは就寝前に点眼すれば 日中への影響は少ないと考えられています
  • 視力障害や霧視・眼瞼湿疹などは 5%以下の頻度で認められました
  • ハードコンタクトレンズ上からの点眼は可能と考えれらています
  • 電気生理学上、網膜機能に影響を与えるという報告はありませんでした

出典:参天製薬公式サイト_第三相試験ORANGE STUDY

投与24ヵ月後における等価球面度数の投与前からの変化量(第三相試験)

低濃度アトロピン点眼薬の安全性
リジュセアミニ点眼液0.025%群:
2年間における近視進行量 平均 -1.00D
プラセボ群(薬効成分なし):
2年間における近視進行量 平均 -1.64D

低濃度アトロピンの特徴

  • 国内治験の結果から 日本人で近視の進行抑制が確認されています
  • 毎日必ず就寝前に1滴点眼する治療法です
  • 副作用が非常に少ない近視進行抑制薬といわれています
  • 日本で初めて 厚生労働省から製造販売の承認を受けております
  • 防腐剤を含まない 1回使い切り容器で、衛生的かつ取り扱いが容易です

治療対象

6歳以上で軽度または中程度の近視の方

6歳以上で軽度または中程度の近視の方

近視は遺伝性疾患であることが多く、未然に予防する方法はありません。

一番肝心なことは、お子様がテレビを見たり、何かを書く時に遠くの物が見づらいなどの症状を訴えた時に、ご両親が極力早く気付いてあげることです。

時折、遠くにある道路標識をお子様に読ませたり、本などを遠ざけて遠くの文字や物がはっきり見えるかどうか聞いてあげて下さい。

お子様がこれらを鮮明に見ることが困難な場合、何らかの処置を講じる必要があります。

近視の典型的な兆候

  • 恒常的な斜視の状態
  • テレビを近くで見る、あるいは映画館、教室で前の方に座る必要がある
  • 本を抱きかかえるように近づけて読む
  • 遠くの物の存在に気づかない傾向がある
  • 過度のまばたき
  • 目をしばしばこすっている

費用について

低濃度アトロピン点眼薬の治療は自由診療です。健康保険や医療費助成制度は適応されません。

点眼薬の処方に当たって別途、診察・検査料が必要になります。

治療費用(税込)

リジュセアミニ点眼薬0.025%
点眼薬 1箱30本入 4,380円

※表記金額は税込価格です

注意事項

  • 点眼薬は保存剤を含有しないため、開封後は1回きりの使用とし、残液は廃棄すること。
  • リジュセアミニ処方は自由診療となりますので、近視進行抑制以外の診察は別の日に受診していただくことになります。
    例えば、リジュセアミニ処方検査の日に「花粉症も一緒に診察」ということは行えません。
    自費診療と保険診療は同日に行うことができない規則がございますため、何卒ご了承お願いいたします。
  • 患者さんの都合で治療が中断になる場合の返金はいたしかねます。(医師の判断で中止する場合は個別に対応いたします)
  • リジュセアミニを点眼することで近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年間継続して使用することで、何も治療しないことと比べると軽減できたという報告を基にしています。
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